● 上映前
マナーCMが新しくなってるw 迷惑な人が本当にあんなふうに持っていかれたら
映画板に書かれる不満の文句の大半は消えるんだがw
● キャラデザ
映画板では評判悪いなw まーああいう所じゃ一人の人がIDを変えつつ何度も何度も同じ批判を
繰り返し、いかにも多くの人が悪く言ってるような印象操作をするからアテにならないんだけどw
ワシントンさんもラストまで観たからこの絵で良かったと思ってるけど、上映前に細田監督の新作
「おおかみこどもの雨と雪」がかかったときは「この絵でやれ!」と正直思いましたw
何だかんだ言ってもバヤオ作品や細田作品が観客動員できるのは一般人に受け入れられやすい
キャラデザだからなのだろうと思う。 ワシントンさんも佐藤順一監督や境宗久・大塚隆史両監督の
絶賛ツイートを読んでなければ100%観なかったのは間違いない。
● 声
声は不安だったんだよ実はw 予想外にハマってるし演技指導も良かったんだろうな。
あと主役に増してガヤも良かった。 燈篭の絵を描くシーンや村を出る友達を送るシーンのガヤが
ものすごく心地いい。 素のままっぽさがこんな出てるのは貴重、GJ!
● じじい
最初に蛍じいを見たときは「釣り人はどんな冒険家よりも先回りしてそこにいる」を思い出したw
とはいえ滝見に行ってたときは50代のおじさんおばさんが30mはあろうかという崖をロープで
降りたり上がったりしてるの見てるから、あれくらいじゃまだその域ではないけれどw
そして青天狗! じじいは断固かくあるべし!!的なじじいだった。
五ェ門さんの声?と思ったらまさかの
大塚周夫w wikipediaで調べたら82歳じゃねーかww
まだあんな往時の声が出せるんだと驚いたぞ! 銭型なんてもう力の無い声しか出ないもんな…。
● 背景
棚田すごい! 浮羽の葛篭(つづら)棚田思い出しましたw
幸いにも葛篭棚田は合所ダムより高い位置にあったのでダム湖に沈まずに済みましたが。
また最初に意識を取り戻した岩のある高台は『神霊狩』の亀岩を想起したw
大人になったさえ子を最初に見かけた湖畔ってあの岩の所かなぁ、DVD出たら確認しないと…。
梅Pインタビューでは舞台となった土地は「色々なところへロケハンに行って」とボカしてましたが
パンフの監督インタビューでは「僕が昔、小旅行で訪れたところで、関東近郊とだけ言っておきます。」
バイクのナンバーが「所沢・ち・46−83」だったのもむべなるかな。
子供らが淵に飛び込んでる所、ああいうのは山の方にはよくあるのかもしれないが、あれで背後に
滝があれば津民耶馬溪の落合瀑布(下毛郡耶馬溪町)にすごく似てるなぁと思って古い写真帳を
ひっくり返してみたんだけど何故か見つからない! 行ったときたまたま子供らが滝壺に飛び込んだり
それを周りで見てたりする光景が本当よく似てた…はずなんだが8年前の記憶なんで多分に補正が
かかってるかもしれない、また行きたい…。
● 音楽
音楽は後半に来るまで超控えめである。 というか全く記憶に残ってない。
最初にドンと来るのは祭の最中に居なくなったさえ子を探して走ってるときだったか、蛍を見に行こうと
走ってるとこだったかのシーン。 『涼宮ハルヒの消失』でキョンが谷口からハルヒの情報を得て
光陽園学院へ走り出すシーンを彷彿とさせる音楽だった。 ここはもうあまりに音楽が良すぎて
どんなシーンだったか忘れてしまう程だった、すごい!
しかしその後のリアルっぽいタッチに変わって走るシーンとエンディングでかかる松任谷由実の曲は
いただけない。 言っちゃあ悪いが音がでかいw そして松任谷さんの声がうるさいwww
うるさいっていうか野太いっていうか「の゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」みたいな感じ。
あれじゃ死人もおちおち眠っていられない。 こっちに戻ってこれたのはユーミンのせいかもしれないなw
荒井由実時代の『ひこうき雲』や『海を見ていた午後』のような細く鋭く透き通った声はもう出せないのか。
● 弱点
最初に青天狗に怒鳴られて逃げるシーン、サンダルであんなに走れねーだろw
竹馬が得意だからって上げ底のブーツ履いて超絶戦闘やる黒ミューズくらい無理あるぞwww
該当スレを見てるといろんなクサし方があるんだなぁと感心するほどだが、これに言及する人が
居ないのが不思議だよwww
該当スレで最も不評なのが、身近に迫った死の運命を受け入れて諦めてしまったさえ子の手を
引いて燈篭の灯った道を走るシーンで絵のタッチが急に変わる所だろう。
あのシーンは
監督インタビューによると「灯籠の道の内側が此岸で外側が彼岸」ということだが
そういうのは初見じゃわかんないからねw
またこのシーンの原画を担当した
大平晋也氏は表現が独自的であり観る人の好嫌が出やすいという。
しかし作画wikiによるといろんな作品で重要なシーンを任されているから、各監督さんからは
演出意図を充分以上の絵に仕上げてくれると頼りにされてるアニメーターなのだろう。
たしかに迫力はあるしダイナミックな動きである。
なのであるがこういう顔の描き方は一般ウケが非常に宜しくない。
登場人物の心象・想いまで表そうとすればこういった迫力のある絵になってしまうのだろうが、
迫真に迫りすぎると前衛的みたいになって極く一部の人にしか理解されないものになってしまう。
難しいところである。
おそらく作り手にも社長にもとしてはジブリみたいに商業主義に迎合するくらいなら、興収は爆死するかも
しれないけれど百年後に知己を得られるならばそれもまたよしといった覚悟があったのかもしれない。
● 懐古
かっちん止め!
ああいうヘアアクセサリーは当然今もあるだろうけど呼び方は今も「かっちん止め」なんだろうか。
検索すると「かっちん止め」や「ぱっちん止め」で引っ掛かるけど、それは問屋さんが昔から
使ってるからであって、女児たちユーザーの間では新しい別の呼称があるのかもしれない。
あと唐突に出てきたEDのチャリのリアライトwww
パンフによると『イナズマン』に出てくる奴なんだそうだが、もっと以前からああいう
今思えばちょっと恥ずかしくなるギミックを備えたチャリはあったような気がする。
そしてカッコイイ!!!!!!と思った気もw
● 台無し
観終わって車に戻り、福岡に向かって走り始めたそのとき!ジャパネットたかたの高田社長の
キンキン声がラジオから流れ始め、滔々と洗濯乾燥機の素晴らしさについて語ってくれたwww
高田社長!空気嫁!!!!!11
● リンク
・
東映 上映劇場案内 『虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜』
・原作者川口雅幸先生特別インタビュー
1・
2・
3・
4・
5
・
終
・
70年代の空気感を出すために、CGや撮影処理に頼りたくなかった〈「虹色ほたる」監督インタビュー前編〉
・
松任谷由実にも響いた「握り返す手のぬくもり」〈「虹色ほたる」監督インタビュー後編〉
・梅澤淳稔プロデューサー特別インタビュー
序・
1・
2・
3・
4・
5・
6・
7・
8・
9・
終
・
togetter - 虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜 感想集
・
本日、ニコニコ動画の「アニメON!」で、虹色ほたるが紹介されます。
梅澤プロデューサーが出演! 宇田監督のインタビューもあります! [ mobile ] 5/29
・
『虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜』宇田鋼之介監督&松任谷正隆さん対談レポート
・
本日の日刊スポーツの記事です。 虹色ほたる〜永遠の夏休み〜 [ mobile ] 6/2
・
作画@wiki - 大平晋也
・
Webアニメスタイル animator interview 大平晋也